オール電化の高気密・高断熱住宅(太陽光発電あり)では、どの電気料金プランがよいのか疑問に思ったことはありませんか?
これから電気代が上がるようなので、わが家では電気料金プランを見直してみました。
この記事では、わが家で実際に、どの電気プランが最適か検討したので、ご紹介します。
この記事の内容
- オール電化の高気密・高断熱住宅のわが家で、どの電気プランが最適かについて
オール電化の高気密高断熱住宅、電気プランはどれがよい?
結論から言いますと、わが家の場合、以下のプランが最適でした。
電気使用量の比較的少ない家庭向けのプラン
- 電気の使用量が月平均400W以下の家庭が目安
- 最低料金あり 669.92円
- 使用量に応じて電気料金が上がる(120kWhまで@32.01円、120〜300kWhまで@39.43円、300kWh以上@41.55円)
- 時間帯は関係なし
地域の大手電力会社です。
夜間が安いプランを使用していましたが、なんと、以前の賃貸マンション時代と同じ、電気をあまり使わないプランのほうが安いことが判明…(笑)
細かく見ていく前に、わが家の仕様についてご紹介します。
家の仕様について
- 22坪の高気密・高断熱住宅(C値:0.06、UA値:0.34)
- 太陽光発電(5.7kW、売電単価@16円/kWh)あり、蓄電池なし
- オール電化
- エアコンを24時間つけっぱなし(春・秋を除く)
- 3人家族、日中は不在
詳細は、家の仕様についてページをご参照ください。
電気料金プランの候補は?
以下の4つが候補でした。
- オール電化、電気使用量が多めの家庭向けコース
- オール電化、電気使用量が少なめの家庭向けコース
- オール電化でなく、電気使用量が多めの家庭向けコース
- オール電化でなく、電気使用量が少なめの家庭向けコース(わが家で最適のもの)
今まで契約していた電気料金プランについて
今まで契約していた電気料金プランは以下のとおりです。
2023年5月末〜6月末まで
①オール電化、電気使用量の多い家庭向けコース
基本料金2018.72円+昼間@44.40円/1kWh、休日・夜間30.55円/1kWh
それ以降〜2024年4月まで
②オール電化、電気使用量が少なめの家庭向けコース(夜間(21:00〜9:00)が安いコース)
昼間@46.90円/1kWh、休日・夜間34.55円/1kWh
どのプランが最適?
最初は工務店さんが契約してくださっていた①のオール電化、電気使用量の多い家庭向けプランでした。
↓
住み始めてみると、わが家は電気使用量が少なく済んでいたので、②のオール電化、電気使用量が少なめの家庭向けプランに変更しました。
↓
ほぼ1年過ごしてみて、プラン変更シュミレーションをしてみると、オール電化でない、電気使用量が少なめの家庭向けコースが最適と分かりました。
プラン検討の注意点
わが家で検討してみて気付いたのですが、以下の4点にご注意ください。
- 電力会社のシュミレーションが参考になる
- 年間の電気使用量に基づいたシュミレーションを
- 太陽光発電があっても、夜間電力が安いプランが最適とは限らない
- オール電化住宅でも、電気使用量が多いとは限らない
電力会社のシュミレーションが参考になる
電力会社のシュミレーションが最も参考になりました。
わが家の場合は年間4,000円程度ですが安くなりそうです。
年間使用量に基づいたシュミレーションを
ある、ひと月、ふた月だけの電気使用量では参考になりにくいです。
特に、わが家は夏の使用量が少なく、冬は結構多いので、年間を通した数値でのシュミレーションが必須だと思いました!
ちなみに、わが家の電気使用量は、多い月で1月388kWh、少ない月で7月111kWhでした。
1月2月だけを切り取ってシュミレーションすると、最適の電気料金プランは割高でした。年間を通して見ることが大切です。
夜間が安いプラン・オール電化向けプランが最適とは限らない
太陽光発電があり、オール電化というだけで、
『夜間が安いプランか、オール電化向けプランが最適なのだろう!』
と思い込んでいました。
思い込みは怖いなと思いました(笑)。
特に、高気密・高断熱住宅では、電気使用量が少なく抑えられるということは住んでみないと分からないことでした。
今回最適のプランは、オール電化でない普通の家庭向けの中でも、比較的電気使用量の少ない家庭向けのプランでした。
みなさんも、ぜひ実際にシュミレーションしてみてもらえたら、と思います。
新電力は?
新電力も検討してみましたが、わが家はこのまま地域の大手電力とすることにしました。
今は、新電力のほうが少し割安になるかもしれないのですが、今後のことを考えて、様子を見ることにしました。
まとめ
オール電化の高気密・高断熱住宅のわが家で、どの電気プランが最適かについて検討しました。
今回最適のプランは、オール電化でない普通の家庭向けの中でも、比較的電気使用量の少ない家庭向けのプランでした。
オール電化だから、太陽光発電があるから、とオール電化向けプランや夜間が安いプランがよいと思い込まずに、実際にシュミレーションしてみることが大切だと分かりました。
高気密・高断熱住宅では、電気使用量が少なく抑えられるということは住んでみないと分からないことでした。
どなたかの参考になれば、とてもうれしいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!